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中国語の発音記号は、拼音と「声調」で構成されます。

「拼音」は、中国漢字の読み方を表すローマ字です。これらのローマ字は「拼音字母（pīn yīn zì mǔ）」と呼ばれます。 拼音は母音と子音に分類されます。

「声調」は、漢字それぞれが持つ音階のようなもので、第一、二、三、四声と軽声の５種類があります。同じ拼音でも、 「声調」が違えば、別の言葉になるので、発音のときに気をつけましょう。

中国語をきれいに話すためには、もちろん「声調」も「拼音」も正しく発音することが大切です。しかし、「声調」が「拼音」 よりも大切な要素だと思われます。「声調」は言葉の起伏を作ります。拼音が多少正しくなくでも、「声調」 さえあっていれば、通じることが多いです。中国語学習の最初段階から、リズムをとって、起伏のあるような話し方で練習しましょう。

中国が広いので、地方の人々が標準中国語を１００％正しく発音をしていません。日本でも時々、テレビやラジオなどで、中国政府要人のスピーチが放送 されます。彼らの発音は拼音からみると、１００％正確ではありませんが、起伏がはっきりしているので、きれいな中国語に聞こえます。

拼音の発音を追及せず、「声調」が合うように、練習しましょう。拼音のなかに日本語のない発音が数多くあり、発音が難しいと思う ことは当然です。しかし、「声調」は歌のようなもので、だれでも正しく発声できます。それに、「声調」は第一声、第二声、第三声、 第四声と軽声の５種類だけです。中国語の発音が難しいと悩んでいる方が、この点を認識さえできれば、きれいな中国語を話すことは夢ではありません。

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